こんにちは、憑依型女優のヘレンです。
宝塚歌劇に興味はあるけど、
今一歩踏み出せずにいるあなたを
深い沼に引きずり込む、、
もとい、、
美しくも深い宝塚の世界へ
あなたをいざなう
「宝塚ヘレン劇場」へ
ようこそ
1.竹内結子さんを偲んで
今朝、ネットニュースを見て、
とても驚きました。
竹内結子さんが
ご自宅でお亡くなりになっていた
というニュースです。
ショックのあまり、
スマホを持つ手が震えました。
竹内結子さんは、
とても素敵で、かつ、
実力のある女優さんで
歳を重ねてからもきっと
味のある演技をされる方だろうな
と思っていたので、
こんなに早く、
あちらの世界に逝ってしまわれたこと
言葉になりません。
SNSでも竹内結子さん訃報の
情報であふれているようです。
その中に、過去作品が列挙されていたので
見てみますと、
2005年上演された「春の雪」
という映画が挙げられていました。
妻夫木聡さん主演の作品で、
竹内結子はヒロイン役で
出演されています。
私は妻夫木聡さん、竹内結子さんの
春の雪は拝見したことがまだないのですが
早速、観てみようと思いました。
ハンカチ、ティッシュを大量に
用意して。
春の雪
ご存知でしょうか?
あの三島由紀夫の長編小説。
「豊穣の海」4部作の第一巻「春の雪」
を映画化したものです。
なぜ、映画「春の雪」を
観たこともない私が
知っているのか?
何を隠そう、
宝塚で舞台化された作品なのです。
宝塚ファン歴20年、
数えきれないほどの宝塚作品を観てきた私が
一番好きな作品は何かと問われたら
間違いなく候補に挙げるであろう作品、
いや、もはや一番好きな作品と
言っても過言ではない。
それが、
「春の雪」
なのです。
竹内結子さんが出演された映画版は
近日中に拝見しようと思いますが、
本日は、竹内結子さんを偲んで、
宝塚版ではありますが、
「春の雪」の魅力に
触れてみたいと思います。
2.宝塚版「春の雪」の魅力
2012年宝塚大劇場の隣の
宝塚バウホールという小さな劇場で
上演された作品。
主演は、ご存知、
大大大スターの
明日海りお(あすみりお)さん
舞台は大正時代、
華族である侯爵家のご子息
松枝清顕(まつがえ・きよあき)
私を含め、ファンは
尊敬の念を込めて
こう呼ばせていただいております
「清様(きよさま)」
そして、ヒロインは
伯爵ご令嬢の
綾倉聡子(あやくら・さとこ)
以降はネタバレしてしまいますが、
そもそも、文豪・三島由紀夫の
有名な文学作品であり、
教養として
当然知っておくべきストーリーですので
ネタバレうんぬん気にせず
書き進めます。
幼なじみとして育った
2人は淡い恋をします。
しかし、2人とも
自身の淡い恋心に素直になれず、
相手にそっけなくしてしまうことが多く
すれ違ってばかり。
2時間半の作品の中で、
唯一の幸せな場面、
それはある雪の日、
学校をさぼって
2人で馬車で出かけるシーン。
突如、馬車の窓から入ってきた
吹雪にびっくりし、
態勢を崩した2人は、
見つめ合い、
顔と顔を寄せ合い、、
これ以上の記述は、
私の語彙力が追いつきませんので
割愛いたします。
幸せな時間は一瞬のこと。
ある日、聡子に皇室から
結婚話が入ります。
もしも、清顕が素直にこう言えば
聡子の結婚話はストップし、
2人は結ばれるはずなのです。
たった一言、
「僕は聡子さんを愛している」
と。
しかし、清顕は言い放ちます。
「聡子さんの結婚に
何の引っかかりもありません。
僕には関係ありません。」
聡子さんは皇室との婚約が決まりました。
しかしその後、
清顕は急に
聡子を激しく求めるようになります。
時には、怪しい民宿の一室にて、
時には、夜の間だけ鎌倉に行き
逢瀬を重ね、朝には東京に戻ってくる。
私の語彙力が故、伝えきれませんが、
もう2人とも狂っているのです。
大正時代です。
華族が皇室を裏切る行為は
死罪にも等しいのです。
それでも2人は
明確な意思を持って突き進みます。
破滅の道へと。
狂うように互いを求め、
とうとう聡子は
身ごもってしまいます。
清顕の子を。
ここから先も
さらに狂いに狂って
破滅の道をまっしぐらに進み、
悲しい結末へと繋がっていきます。
これは、淡い恋に狂った
若い2人の破滅への物語です。
「悲恋」とも少し違います。
明確な意思を持って
破滅へと進んでいるのですから。
お分かりの通り、
主人公は高校生です。
宝塚のイメージは
軍服とか、派手なドレスだと思いますが、
この作品で主人公は
黒い学ランを着ています。
とても地味な衣装です。
それが逆に
この物語の儚さ(はかなさ)に貢献しています。
3.宝塚歌劇の魅力
私が一番伝えたかったこと。
それは、
宝塚歌劇には、破滅への道へと突き進む作品
がとても多いこと。
それゆえに、
破滅へと一直線に
突き進む作品をさせたら、
宝塚歌劇の右に出る者はいない
ということです。
宝塚歌劇への印象が少しは
変わったのではないでしょうか。
宝塚歌劇の魅力が少しでも伝わったなら嬉しいです。
また、最後になりましたが、
竹内結子さんのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
下の画像は学ラン姿の清顕です。
地味な衣装ゆえ、その美しさと儚さ(はかなさ)が
より伝わるかと思います。
宝塚歌劇に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
一緒に宝塚愛を育てていきましょう。
破滅への道に進む作品について書いた記事も
ぜひご覧になってください。
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