こんにちは、憑依型女優のヘレンです。
宝塚歌劇に興味はあるけど、
今一歩踏み出せずにいるあなたを
深い沼に引きずり込む、、
もとい、、
美しくも深い宝塚の世界へ
あなたをいざなう
「宝塚ヘレン劇場」へ
ようこそ
私はファントムという作品の
クリスティーヌという女性のことを
勘違いしておりました。
そう、2019年雪組公演を
観るまでは。
今日、私がお伝えするのは
ファントムの新解釈です。
なので反対意見がある方も多いと思います。
批判もあるかもしれません。
それでも私はこの新解釈を
どうしても伝えたい。
なぜなら、そこに
多くの人が悩む、
男性の勘違い行動が
隠されているからです。
1. クリスティーヌに対する
これまでの解釈
私はファントムという作品が
とくかく大好きです。
2019年雪組公演は
全力でチケットを獲得し、
劇場にはハンカチでなく
吸水性の高いタオルを
2枚持参し
毎回号泣しておりました。
なぜ2枚かというと、
1枚は涙を拭くためで
もう1枚は嗚咽(おえつ)が
もれるのを防ぐためです。
特に2幕後半の銀橋での
父と息子がお互いに心通じ合った場面は
涙が出すぎて
前が見えなくなるほどでした。
ファントムについて書いた過去記事です
⇓
そして、2019年雪組公演を
観るまでは
クリスティーヌという女性は
なんて気分屋でひどい女性だ!
と思っておりました。
しかし、それは勘違いでした。
ファントムをご存知の方でしたら
どのシーンのことを言っているか、
もうお分かりですよね。
そう、
森のシーンのことです。
ファントムのストーリーが
あやふやな方のために
少し解説しますね。
醜い顔を隠すために
人前に出るときには必ず仮面を
付けていたファントムこと
エリック
※「ファントム」とは幽霊という
意味のただの呼び名で
彼の本名は「エリック」です。
エリックの悲しい生い立ちを知った
クリスティーヌは、
エリックの母がエリックを
心から愛したように
自分も愛があれば
たとえ顔が醜くても
エリックのことを
愛せるはずと信じ、
その仮面を取って
本当の顔を見せてほしいと
懇願します。
しかしエリックは
全力で拒否します。
ダメだ、それはできない。
僕の顔を見たら
クリスティーヌは
僕の事を嫌いになってしまう。
僕はクリスティーヌの愛を
失ってしまったら
生きていけない。
素顔を見せることを
全力で拒否するエリックに対し、
クリスティーヌは
優しく、
そしてまっすぐした目で
エリックに力強く
訴えます。
私の愛を信じて!
貴方のお母さまが
貴方を心から愛し
貴方を美しいと思ったように
私もあなたを愛しているから。
貴方の醜い顔も
私なら受け入れることができる
だから、その仮面を取って
貴方の本当の姿を
私に見せてください。
大丈夫、
私は貴方を愛しているのだから。
私を信じて。
エリックは
優しく諭すクリスティーヌに
心を開き、
そして禁忌を犯します。
そう、エリックは仮面を取り、
大好きなクリスティーヌに
醜い顔を自ら晒してしまうのです。
エリックの本当の姿を見て、
そのあまりの醜さに
恐怖を感じた
クリスティーヌは
一目散に逃げてしまう
というストーリーなのですが、
これだけ聞くと
クリスティーヌは
なんて酷い女性だ!
と思う事でしょう。
私もそう思っていました。
しかし、2019年雪組公演を観て
私は自分の解釈の間違いに
気付きました。
いや、というよりも
クリスティーヌ役の
真彩希帆(まあや きほ)さん
と、
エリック役の
望海風斗(のぞみ ふうと)さんの
の演出がこれまでと変わっていたのです。
特に東京劇場公演において。
2. クリスティーヌが逃げた
本当の理由
真彩さんは大劇場公演時には
歴代のクリスティーヌ同様、
エリックの醜い姿を見て
即座に怯えて逃げていました。
しかし!!
東京劇場公演にて、
その演出が変わっていました。
仮面を取ったエリックの
醜い姿を見ても
クリスティーヌは
決して笑顔を崩しませんでした。
そう、エリックの醜い姿を
恐れてはいなかったのです。
しかし、事態が急変するのはこの後です。
エリックは
まるで母にすがる幼い子供のように
クリスティーヌに近づきます。
まるで、
「ママー、ママー」
という声が聞こえてきそうなほどに。
そこでクリスティーヌの態度が急変します。
笑顔は崩しませんが、
明らかに
クリスティーヌは動揺しています。
私はママではない!
貴方を愛してはいるけど、
私は貴方のママではない!
そんな声が聞こえてきそうな演技でした。
それでもママに甘えるように
近づいていくエリック、
そして、クリスティーヌは
そのすがりつく姿に、
耐えられなくなって
逃げてしまった、
私にはそう思えました。
クリスティーヌは
エリックの顔の醜さに
恐怖を感じたのではなく、
エリックの想いの重たさに、
精神的な寄りかかりに、
耐えられなくなって逃げた、
私はそう解釈しました。
なぜなら、
クリスティーヌは
逃げる直前まで笑顔だったから。
もし恐怖を感じたなら
顔が引きつるはずです。
しかし、笑顔だったことから
恐怖は感じていなかった。
だが、
エリックの想いが重すぎたがゆえ、
その想いには応えられないと感じて逃げた。
明らかにこれまでと
演出が変わっていました。
しかし周りの友人と話しても
多くの人は、
クリスティーヌは恐怖で逃げたと思っている。
なので、おそらく私が上記で述べたことは
ごく少数意見の新解釈です。
なぜ私がこの解釈に至ったのか。
3. 私の離婚経験と
クリスティーヌとの共通点
私は離婚経験者です。
元夫はとても優しい人でしたが
デブでハゲでニートのゲーマーでした。
冷静に考えると
よく結婚したなーという感じですが、
それでも私は
夫といるととても楽しくて
私は笑顔でこの状況を受け入れていました。
しかし、ある時から
状況が変わっていきました。
いや、変わったのではなく、
私が気付いたのです。
夫が私に精神的に
私に寄りかかっていることを。
家族の面倒な決め事は
一切、私任せ。
問題が発生しても放置。
私は、
夫がデブでハゲでニートでゲーマーの
どうしようもない男でも
それでも全く構わなかった
でも、精神的に寄りかかられることには
耐えられなかった。
母ならば、息子の精神的な
寄りかかりにも耐えられるでしょう。
しかし、私は彼の母ではない。
妻です。
そして耐えられなくなった私は
離婚しました。
この経験があったので、
2019年雪組版のファントムを観て、
クリスティーヌの演出の違いに
即座に気づきました。
一般的に男性は
パートナーに対して、
母に対するような精神的な甘えを見せる
場合があります。
しかし、女性にとってそれは
迷惑でしかない。
あくまで自立した男性と女性が
パートナーとして家族となる、
女性はそれを望んでいます。
ママは家事を全部してくれたから、
妻にもそれを強要する。
面倒な決め事は妻に一任する。
夫がどんなイケメンで高収入だろうと
そんなことされたら、
耐えられません。
すぐに離婚です。
4. 妻は妻であって、
母ではない
エリックが犯した最大の過ちは
醜い顔を大好きな人にさらしたことではなく、
大好きな人に、
まるでママにすがるように
精神的に甘えてしまったことです。
世の男性に伝えたい。
貴方のパートナーや奥さんは
貴方のママではないです。
ママのように寄りかかっていたら
貴方のパートナーは
貴方のもとから去ってしまうかもしれません。
気を付けてください。
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