こんにちは、憑依型女優のヘレンです。
宝塚歌劇に興味はあるけど、
今一歩踏み出せずにいるあなたを
深い沼に引きずり込む、、
もとい、、
美しくも深い宝塚の世界へ
あなたをいざなう
「宝塚ヘレン劇場」へ
ようこそ
先日、ヅカ友と
出待ちをしていた時、
終演後2時間以上経っても
なかなかジェンヌさんが
楽屋口から出てこなくて
演出家からダメ出しされているのかな、
何か番組の収録をしているのかな、、
と友人とお話していたところ、
楽屋口から出てきたのはなんと
演出家の
齋藤吉正(さいとう よしまさ)先生。
思わず、友人と声を揃えて叫んでしまいました。
あっ、ヨシマサだー!!
どうやら、終演後、
ジェンヌさんは
次回公演の演出家のヨシマサ先生との
お稽古があったようですね。
その後、ヅカ友と話をしていて
ふと気が付いたことがありました。
ヅカファンは、
演出家の先生についても詳しいし、
先生を愛称で呼ぶことが
圧倒的に多い。
我々ヅカファンは
演出家の先生に親しみを持っていて、
尊敬の意を込めて
愛称でお呼びします。
ヨシマサ、
イケコ、
中村A、
中村B、
ウエクミ、
うえじい、
挙げればきりがありません。
そして、私が最も好きな
演出家の先生が
ウエクミこと、
上田久美子先生。
私がウエクミ先生の作品を
初めてみたのが
2015年雪組公演
星逢一夜(ほしあいひとよ)
衝撃を受けました。
そして、見終わった後、
あまりの演出の凄さと
感動で涙が止まらず、
しばらく席を立つことができませんでした。
ウエクミは天才だ、、
そう思いました。
ウエクミの才能を語るには
一言ではとても難しいのですが、
あえて端的に申し上げますと、
これまでの価値観をくつがえす
豊かなイマジネーションの持ち主
宝塚の作品の構成は
こうあるべき!
男役スターはこうあるべき、
娘役はこうあるべき、
という価値観を根こそぎ、
くつがえし、
観客に新たな世界を見せてくれるのです。
それと同時に
ジェンヌさんの才能・魅力を的確に捉えた上で
え!!このスターさんにこんな魅力があったんだ!
初めて知った!!
という驚きをも与えてくれる
天才的な演出家、
ウエクミ先生!!
ガチガチの昭和頭の
おじさん演出家とは
一線を画す素晴らしい先生です。
※昭和の作品のなかにも素晴らしい作品が
数多くあることを十分に理解した上での
あえての表現です。
ご容赦ください。
星逢一夜(ほしあいひとよ)
という作品での私の衝撃を
少しお話しましょう。
これまでの宝塚作品では、
主役の子供時代は
下級生に演じさせて、
その下級生が
木の後ろに隠れた瞬間、
突如として大人になった
主役(=トップスター)が
下級生と入れ替わって現れる、
というのが昭和スタイルの
宝塚の大定番でした。
しかし、ウエクミは
見事にやってくれました。
冒頭登場したのは、
子役に扮した「下級生」
ではなく、
トップスター、
二番手男役スター、
三番手男役スター、
娘役トップスター、をはじめ、
「かっこいい大スター」たちの
子役姿でした。
私は何度も確認しました。
オペラグラスを観て
何度も何度も確認しました。
確かにこのカワイイ子役を演じているのは
紛れもない、
押しも押されもせぬ大スターたち。
普段キザにカッコよく決めている大スターが
子役を演じているにも関わらず
とてつもなく可愛いくて、
そして、
違和感がない。
驚くべきことに、
子供時代、青年時代、大人になってからの
メイクは全く同じ、
そう!
芝居中、メイクは変えていないのです。
それはそうですよね。
メイク直しの時間なんてないのですから。
ということは、
カツラと衣装と
そして、、、
圧倒的演技力で
子供時代から大人まで
演じ分けているのです。
そして、この演出が見事にはまっている。
子供時代から大人になるまでを通して
1人の演者が演じていることで
観客は、
あのカワイイ子が
こんなに立派な大人になって
現実と向き合い苦悩している、、
あの幼なじみが
生まれた立場によって
関係を引き裂かれ、
こんな悲劇に見舞われている
と、どんどん、その世界観に
入り込んでいくのです。
そして、宝塚にあろうことか、
この作品の題材は
江戸時代中期の
九州大分県の小さな小さな村の
百姓一揆
フランス革命だ、
ハプスブルグ家の滅亡だ、
という
ど派手な題材に
ど派手な衣装、
というのが
宝塚の一般的イメージでしょう。
しかし!
演者の大半が農民で、
しかも時は享保(きょうほ)の改革で
贅沢を慎んでいたという時代背景で
衣装は地味だし、
大道具も地味。
しかし、その分、
舞台装置を使った、
場面転換が見事で、
徳川幕府側に立つ者と
貧しい農民たちの
それぞれの苦しみ、
運命に翻弄される様子が
鮮明でした。
一揆なんて起こしたくなかった。
でも村を救うため、
立ち上がらずを得なかった農民たちの
葛藤。
一方、
幕府側という立場ゆえ、
幼なじみを自らの手で
殺さなければならなかった
苦悩と絶望、、、
そして、ここで
一番に協調しておきたいのは、
当時、押しも押されもせぬ
二番手の大スターであり、
美しく、
ゴージャスな
衣装、メイク、髪型が似合う
望海風斗(のぞみふうと)さんを
「貧しい百姓役」
にして作品を作ろうと
考えたウエクミ先生の天才的才能です。
衣装も髪もボロボロ、
ギリギリまで派手さを抑えた
メイク。
しかし!!
これにより、
望海さんの魂を揺さぶる
演技が際立ち、
新たな魅力を垣間見た観客は
こぞって望海さんのファンになり、
爆発的にファンが急増しました。
なにを隠そう、この私も
この作品で望海さんのファンになりました。
衣装、髪型、メイクの派手さを
極限まで抑えた役作り、
子供時代から大人までを
通して1人で演じるという
ウエクミ先生の天才的演出により、
百姓一揆を率いて、
村の仲間を救うため
勝ち目のない徳川幕府に挑んでいった
魂からの壮絶な演技、
魂の叫びを
我々は目の当たりにすることができました。
そして、先日、退団発表をされた
望海さんの
さよなら公演の演出は
ここで満を持しての
ウエクミ先生!!!
最高の作品、
かつ、
望海さんの魅力を最大限に引き出す
演出になることは
まず確約されたといっても過言ではありません。
チケ難公演になることはまず間違いない。
のんびりしている暇はありません!
2020年7月から始まる
次回雪組公演の
観劇予定日を抑え、
予算を確保し、
真剣に全力で
チケット確保に取り組みましょう!!
↓をクリックでTwitterに飛びます
ヘレンへの直通メールアドレスです。
コピペして、普段お使いのメールから
お問い合わせください。
↓
hrk428dss1012.1@gmail.com
*ドコモ、au、ソフトバンクの
キャリアメールからご連絡いただく際は
gmailアドレスがブロックされないように
設定をご確認の上、
お問い合わせいただけますと幸いです。
◆◆合わせて読みたい関連記事◆◆
ウエクミ先生が放つ宝塚史上初の衝撃のラインダンス
宝塚ファンは時間とお金の使い方がピカイチなのです
自分の素敵な部分を見逃すな!!
貴方の中にもある強烈な憎しみの正体
宝塚初心者でもわかるチケットの取り方
観劇の良し悪しは服装選びで決まります。
この記事へのコメント