[ロケットの魅力]BADDYにみる怒りの足上げラインダンス

こんにちは、憑依型女優のヘレンです。


宝塚歌劇に興味はあるけど、
今一歩踏み出せずにいるあなたを
深い沼に引きずり込む、

もとい、、


美しくも深い宝塚の世界へ
あなたをいざなう

「宝塚ヘレン劇場」へ

ようこそ




あなたは、最近、
自分の感情と向きあっていますか?


怒りや悲しみを押し殺してはいませんか?
感情を押し殺すのは、
自分自身を殺しているようなもの。


怒りを感じるあなたは今、生きている。

そんなことを教えてくれた作品について
触れていきます。


作品は、


月組公演
BADDY
ー悪党は月からやって来るー

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その中でも特に『ロケット』の場面は
私たちの心を強く揺さぶるものでした。



作品の詳細に入る前に
まず、ロケットの魅力からお話しします。



宝塚歌劇はほとんどが二部構成で、
第一部がお芝居、
第二部がショーです。



私は自分が女優をしているのもあり、
ショーよりも断然
お芝居が好きです。


といっても、
もちろんショーも嫌いではありません。


大好きなスターさんたちが
劇場中にこれでもかとエネルギーを
送り込むパワフルさは


まさに観るエナジードリンクで、


私が宝塚大劇場を
パワースポットと表現する理由の1つです。



ただ、場面ごとにストーリーが
ぶちぶちに切れているようなショーは

こちらの感情も細切れになってしまうので
苦手です。


しかし、そんなショーでも、

絶対的に楽しませてくれるのがロケットです。



ロケットとは、
横一列に並んだジェンヌさんが

長ーい脚を高く上げたり、
全員で同じステップを踏むラインダンスのことです。



なお、世間一般では「ラインダンス」と呼んでいますが、
宝塚歌劇では「ロケット」と呼ぶのが一般的です。



ヅカファンなら
きっと一度はやったことがあると思います。


ロケットの真似をして、音楽に合わせて
脚を高く上げようとして、

ふくらはぎ裏をグキっと痛める、、

というのはヅカファンあるあるです。



もちろん私も自宅でショーの映像を観て、
気分が高揚すると、
しょうこりもなく、

ロケットの真似をしたくなり、

そのたびにふくらはぎ裏を痛めております。



ロケットは、男役、娘役入りまじり、
身長を考慮して横一列に並びますが、


真ん中が一番背の高い人で、
端に行くに従い、低くなるという

「中高(なかだか)」

と呼ばれる手法を使うことが多いです。



そのため、ほとんどの場合、
男役がロケットの中央付近に固まることが多いです。



お化粧をチェンジする時間なんてないので、

男役さんは男役メイクのまま、
かわいいブリブリの衣装を着て、
満面の笑みで脚上げをします。


初心者がオペラグラスでロケットを観ると、
何だかいかついな~と感じることが多いのはそのためです。



かわいいブリブリの衣装、と言いましたが


ほとんどが「ダルマ」と呼ばれる
めちゃくちゃ露出度の高い衣装です。

レオタードにちょっと飾りをつけたようなものです。


AKBに代表されるような日本のアイドルが着るような
露出度の高い衣装なんて比べ物になりません。


場合によっては脚の付け根から全て露出している、
なんてザラです。

その状態で脚を高く上げます。



一部の男性ファンは、

少女たちのそんな姿をオペラグラスで観るなんて
気が引ける、、

という人もいますが、


ロケットをオペラグラスで観ていても
「イヤらしい男だな~」
と蔑む(さげすむ)ファンはいません。


芸術作品の1つですから、
臆せず堂々と観てください。



ジェンヌさんたちも
稽古の賜物である作品を
しっかりと観てくれることを望んでいます。



さて、ロケットはかわいい衣装を着け、
満面の笑みで脚を上げる、、

私はそう申し上げました。


それが宝塚の伝統であり、
かわいい少女が笑顔で頑張っている姿を
微笑ましく観るのがファンの楽しみの1つです。


私もそれを楽しみにしていますが、


そんな固定概念を打ち砕く、
とある作品に出会いました。



月組公演
BADDY
ー悪党は月からやって来るー



若き女性演出家、京都大学出身の
上田久美子先生の作品です。


ファンの間では
「ウエクミ」先生と呼ばれていて、

私もウエクミ先生の作品が大好きです。



ショーの設定はユニークで、
さすがウエクミ!!と思いました。


そして、楽しみにしていたロケットの場面。

私は衝撃を受けました。



何度も言いますが、
ロケットの魅力は
満面の笑みでかわいく踊ることだと思っていました。


その固定概念は見事に打ち砕かれました。



当時、宝塚で一番かわいいと評されていた
愛希れいか(まなきれいか)さんが、


怒りをあらわにしながら、
銀橋で歌い踊り狂います。



『こんな気持ち、感情、初めて知った!!

怒っている、怒っている、

生きている、私、今!!


身体中の細胞がよみがえる

身体中、血潮が駆け巡る


怒り、悲しみ、嘆き

私、生きている!!』


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、、、あまりの衝撃に
気づけば私は涙を流していました。

通常センターは背の高い男役のことが多いですが、
この作品ではセンターに娘役、

いやそれどころかロケットの構成員は
ほぼ娘役。



媚びるような笑顔やかわいいダンスではなく、


怒り爆発の表情とダンスで
客席に凄まじいエネルギーを送ってきます。



様々な体験をし、
たくさんの感情を感じるために

私たちはここに生まれてきた。




どんどん怒ればいい、
悲しめばいい、


その感情を閉じ込めてはいけない、



女性でも
自由に感情を解き放ってもいい。


だってその感情を感じるということは

私は生きているということだから!



このロケットでウエクミ先生は
この現代社会で「女性が生きること」について
問題提示したのではないかな、

と感じました。



もちろん、「女性が生きること」についての答えは
すぐには出るものではないし、

考え方は人それぞれ。


でも1つだけ言えることがある。


「怒るということは生きている」
という証。


私の感情は私のもの。


誰からも制約を受けない。


だからこそ、この『私の感情』から
目を背けてはならない。


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とても大切なことを学んだ作品です。
今もロケットの場面では、

感情が高ぶって、涙があふれてきます。


まだの方はぜひ観てくださいね。



追伸;

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垣間見れることとと思います。



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