成績ビリでもトップスターになれる-檀れいの場合-

こんにちは、女優のヘレンです。


気づけば、ヅカファン歴19年です。

ファンの中では、
実年齢でなく
ファン歴が長い人の方を敬う、
という不思議な習わしがあります。


ゆりさん(天海祐希さん)が
トップだった時、大劇場に通ったわ~

なんて言う人に会えば、

いいな~、その頃に私も天海さんと出会いたかった
と思ったりします。


ヤンさん(安寿ミラさん)が
現役ジェンヌだった時を知っているのよ

という知人も沢山いますが、
ファン歴19年の若輩者からしますと、
大尊敬に値します。



かく言う私は
マミさん(真琴つばさ様)に一目惚れし、
BS放送されたBLUE MOON BLUEを録画し、
何度も何度もビデオを見ていました。
cassette.jpg
そう!
やはりマミさん最大のヒット作と言えば!

BLUE MOON BLUE-月明りの赤い花-

ですね!!


有名すぎて今さら言うまでもありませんが、
THE ALFEEの高見沢俊彦さんが楽曲を提供した
あの伝説のショーです。


ミレニアム2000年に公開され、

大劇場公演、東京公演だけでなく
博多座でも上演された
異例のロングラン作品。


いよいよ始まる21世紀、
新しさを感じられずにはいられない
スタイリッシュで、キレっキレの作品。

でもその中に
ほのかに漂う宝塚の伝統。

新旧が違和感なく交わる、
最高の作品です。


つい先日もDVDを見返しましたが、
古さを感じさせない、摩訶不思議な作品。



今をときめくトップ of トップ、
花組トップスター明日海りお

彼女がファン時代、
心ときめかせ、宝塚音楽学校受験を決心した作品、
と言えば、誰もがご存知の事でしょう。


20年という時を繋ぎ、
ファンの心を20年前にいとも簡単に
ワープさせる作品です。



さて、本題です。

初めて私がマミさん(真琴つばささん)に会ったのは、
このBLUE MOON BLUE博多座公演でした。


憧れのマミさんに会える!
考えうる限りのオシャレをし、博多に向かいました。

幕が開くと、そこには
大スター、真琴つばさ様!!



私、同じ空気を吸ってる!
ビデオで見ていた憧れの人が
今、目の前で動いている!



ホンモノだ~!

なんて興奮していると、
マミさんの相手役、だんちゃん(檀れい)登場。


歌は下手くそ、
ダンスする姿はまるで壊れたからくり人形、
声は上ずってセリフは聞き取れない、


そう!
ザ・大根役者。


radish.jpg


仕方ない。

だんちゃんは、音楽学校時代
成績最下位の劣等生。



トップなら、演技くらい勉強しろー!
この大根役者ーーー!
歌劇団のトップが歌下手ってありえねだろー!

ふん、どうせ顔で選ばれたんだろー。
所詮、世の中、見た目かよ。
いいですね~、美人は。

顔だけで、演技力ゼロ、
神は二物を与えなかったのね。
お可哀想に!



これ全部、当時の私の心の叫びです。
ま~、何てお下品なことでしょう。


しかーーーーし!
だんちゃんを生で見た私は、
彼女がトップ娘役になった理由を
肌で感じました。


彼女の圧倒的な美貌・・


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*檀れいさん本人の写真ではありません。別人です。


もちろん、だんちゃんが綺麗なのは
ビデオを見て十分に知っていました。


しかし、彼女は圧倒的に美人でした。


憧れのマミさんに会いに行ったはずが、
気付けば、
だんちゃんをオペラグラスで追っていました。


私は、目から鱗が落ちました。


演技下手で、歌下手で、ダンスもできない。
そんなタカラジェンヌでも使い道があるんだ、、


例えば、ご存知、
オペラ「アイーダ」の宝塚版である
「王家に捧ぐ歌」では、

アイーダの憎き恋敵で
超絶美人のアムネリス役

を演じましたね。


美人でしかも嫌われ役。
役にピタリと、はまっていました。

もちろん音程外しまくりで、
それはそれはひどいものでしたよ。


でも、その役がはまり役だったからか、
「王家に捧ぐ歌」は

2003年、文化庁主催の芸術祭優秀賞を
みごと受賞しました。


その後も、2004年には

楊貴妃(ようきひ)を見事演じ、
これまた、はまり役。


楊貴妃と言えば、
美しすぎて国を滅ぼした
傾国の美女ですからね。


こんな大根役者、使い道ね~よ!
と思っていましたが、

「超絶美人で、かつ、周りから嫌われている」
という点では、これ以上ない役者だったんです。


演技下手、歌下手、ダンス踊れない
の三重苦の役者でも、
需要があるんです。


「この大根役者~!辞めちまえ~!」
という声に負けて、宝塚を辞めていたら、
あんな活躍はできなかったでしょう。


どんな人も、周りの雑音に負けず
「自分を生きる」ということを貫いたなら、
どこかに必ず需要があります。

あなたが必要とされる場所が必ずあります。



あなたがキラリと光る場所はどこですか?


今日も素敵な俳優ライフを!



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